めかりる

カエル、変える、買える、帰る、考える

メニューキーについてちゃんと考えてみたい

メニューキー、使ってますか?

PC のキーボードのごちゃっとした右下あたりによくある、謎なキーたちのうちのひとつ。アプリケーションキーともいいます。

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リストを模したアイコンが印字されてます。「目」みたいなの。それに、矢印ポインタがついていることも多い。

スタートをよびだすときや PC にロックをかけるときに、Windows キーを使ってる方はよく見かけます。が、メニューキーを使っているという方はあまり見ません。メニューキーと聞いて、どのキーのことだかすぐにわかるという方も少ないようです。Microsoft 社謹製品のキーボードにさえ、削除されるという不遇な扱いをうけたキーなだけあります。

しかししかし。さりげなく存在し、誰からも忘れかけられ、そして、思い出されもしないあのキーですが、使ってあげれば、ものすごく役に立ちます。

今、このエントリーを書いているキーボードには、メニューキーがついていません。すっごく不便なんですから、ほんと。すべての Windows 用キーボードにはデフォルトでつけるべき。

MACer? しらね。

見直してほしい、メニューキー(アプリケーションキー)のはたらき

ファイルやフォルダ、もしくは、アプリケーション画面で範囲を選択しているときに、[menu] キーで、コンテキストメニュー(ショートカットメニュー)が表示されます。右クリックで表示されるアレです。

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[menu] キーでコンテキストメニューをよびだして、カーソルキーの上下で項目を選択、[Enter] キーで実行。

慣れると PC での作業が倍速になります。うそです。言いすぎました。

とくに、Office 系の作業で、[Shift] や [Ctrl] を使って範囲選択をしている方であれば、いちいち右クリックのために、右手をマウスとキーボードとを行ったり来たりさせる手間が省けます。

マウスは、画面を大きく移動するときには、楽です。しかし、ちょっとした移動であれば、カーソルキーを使ったほうが、だんぜん早いんです。そして、メニューキーを使えば、マウスなんて使いません。

右クリックなんてめんどうな動作をしなくても、コンテキストメニューはよびだせるのです。そう、[menu] キーならね。

コンテキストメニューをよびだして、でも、使わなくって。そのよびだしたコンテキストメニューを消すために、わざわざ選択範囲とちがうところをクリックしている方もよく見かけます。そんなときは、キーボード左上らへんの [Esc] キー(エスケープキー)を押すとよいですよ。

ついでに、「ファイル 編集 ...」などのメニューバーの各項目にカーソルを移動させるときには、[Alt] を押します。下カーソルを押せば、そのメニューのサブメニューが、右カーソルを押せば、選択するメニューも右に移動します。[Esc] キーでのキャンセルもできます。やっぱり、マウスのポインタを動かすよりも素早く移動できます。

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[Alt] キーと組み合わせるショートカットには、便利なのにあまり知られていないものがけっこうあります。興味をもった方は、こちらのリンクを。

[menu] キーを代替するショートカットがあるとはいうものの

[menu] キーは、右クリック以外にも、[Shift]+[F10] で代替することができます。

[menu] キーがないキーボードを使う際には、これで代用します。右 [Shift] を使うより、左 [Shift] の方が、[F10] と組み合わせやすいのですが、そうなると、両手が必要になるんですね。

2 つのキーを押すより 1 つのキーでできるなら、それにこしたことはない。[menu] キーとは、そういうやつなんです。

キーボードを選ぶ基準にキー配列を

自分がキーボードを買う際に、キーの大きさやキーストロークなどの設計面のほかに重要視する部分が、キーのごちゃっとした部分の配列です。よく使う以下 3 つのキーをポイントに。

  • [menu] キーがある
  • 左 [Ctrl] キーがいちばん端にある
  • [Alt] キーは、必ず左右 2 つ

[menu] キーについては、見てきたとおり。[Ctrl] キーは、コピーペーストなど、使用する機会が抜群なので、打ち間違いが限りなく少なくなる場所にあってほしいわけで。たまに、[Fn] キーが左端にあるキーボードがある。さっぱり意味が分からない。

キー配列は、作業効率の直結します。Bluetooth で接続できるようにしたり、携帯できるような小さなキーボードに買い替えたかったりとあの手この手で物欲が刺激される昨今ですが、キー配列のことも思い出してあげてくださいませ。

メニューキー(アプリケーションキー)をとりもどせ

現在のメイン機、Surface Pro 3 は、本体の魅力に負けて、キーボードのことを後回しにしてしまった。冒頭にちらと書いたように、なんと、Microsoft 社謹製品なくせに、[menu] キーがない! おかげで、日々、[menu] キーのことが恋しくなっているのです。後悔はないんだけどね。

さて。今年初頭に発売された、Surface Pro 4。サイズは同じだけど、ベゼル幅が狭くなってディスプレイが大きく。それだけで印象がずいぶん変わるもんだ。の、タイプカバーの話。復活しましたよ、[menu] キーが。今度は本体の魅力よりも、キーボードの魅力の方が高いという。そんな、Surface Pro 4 のタイプカバーは、Windows 10 にアップグレードすれば、Surface Pro 3 でも使うことができます。すごーくほしいけど、すこーしおたかいんだよねー。

こちらの記事を参考にして、要不要の御前会議を行ってます。4 日目。アイソレーション式になって見栄えがグンッとよくなりましたね。掃除もしやすい。


コンテキスト・メニュー・ボタンはわりとどうでもいいです。

【言い訳】Surface Pro 3ユーザーがSurface Pro 4用タイプカバーに買い替える理由はこんなにある | kiritsume.com

んなこたーない。です。

MACer さま

Macintosh 社製品でいうところの、[control] キー + クリック。