2013 年夏。Opera 15 リリース。HTML レンダリングエンジン Presto 終了のお知らせ。 そのまま、WebKit 版 Opera にアップデートして、とうとう Opera 36。バージョンアップ早いな。最近では、身売り話とかなんとか、きな臭い話も出てくるという。最速伝説も今は昔。もういいかな。
そんな、本格的に Google Chrome に乗り換えようとしていた矢先のこと。Vivaldi 正式版リリースだって。ありがとー、おぺらたん!
Opera(の精神)再興なるか。Vivaldi をインストールして 1 日くらい使ったので、レビューするよ。ハロー、Vivaldian!
友人たちのための新しいブラウザ – Vivaldi
最新バージョンのレビューはこちら
このエントリーは、Vivaldi のファーストインプレッションです。最新バージョンでのあれこれは、下記リンクでどうぞ。
12/26 現在、Vivaldi 1.13.1008.40 。
はじめての Vivaldi
当時、64bit 版には、「(実験)」とついてたので、32bit のものです。「(実験)」表記が消えてから、64bit に変えました。
ブックマークのインポート
ウェブブラウザの移行でいちばん面倒なのが、ブックマークのインポート。とくに Google Chrome は、現行 Opera からの移行が HTML ファイル経由なので、骨が折れる。Opera 側にも、エクスポート機能はない。
Vivaldi だと!
あら、すてき。ボタンひとつできれいにできました。
ふたつめのスピードダイヤル
Vivaldi なら!
ふたつめのスピードダイヤルもかんたんに作れる。Google Chrome みたいにエクステンション(拡張機能)をインストールする必要はない。
今や、ウェブブラウザの標準装備みたいな顔をしているスピードダイヤルは、Opera に搭載されたのが初めてだった。Internet Explorer の亜種 Sleipnir には、疑似スピードダイヤルのプラグインまであった。
あと、マウスジェスチャも Opera 発だった。
スピードダイヤルとブックマークバーとに表示する、ブックマークフォルダを選択できる
ごらんのとおり。この機能は、すごくいい。Opera 12 はどうだったっけ。
タブスタッキングの華麗なる復活
Opera 15 になって、なくなった。これぞ、Opera!
スタックされたタブの上にあるバーで中身の選択ができる。もちろん、プレビュー表示もできる。並べて表示することもできる。
タブの色がサイトのテーマカラーで変わる
ちょっとおもしろい機能。
WEB パネルが便利
パネルという機能があって、ここには、ウェブサイトを追加することができる。パネルから呼びだしたサイトは、画面の右端に表示され、ウェブブラウザの画面がに分割される。つまり、ひとつのブラウザで、同時に、ふたつのサイトを見ることができるようになる。
以前より、レスポンシブデザインのサイトが増えているので、今後は、さらに有用になりそう。この機能のためだけに導入してもいい。
翻訳サイトや Wikipedia などを追加しておくと便利。
「メモ」という機能で「ノートとして追加する」
同じくパネルの機能。これも、旧 Opera 時代の遺産。ドラッグで書き込めるので、ブログのネタやソースを簡単にメモしておくことができる。
スクリーンショットも、ボタン一発。
Vivaldi の UA
世界中のウェブ屋さんが気になっているであろう、UA(ユーザー・エージェント)は、これだっ!
Mozilla/5.0 (Windows NT 6.3; WOW64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/49.0.2623.110 Safari/537.36 Vivaldi/1.0.435.40
Google Chrome の末尾に「Vivaldi/1.0.435.40」がついただけ。WebKit ベースなのは、変わらないし、そこまで気にしなくてもよさげ。
拡張機能は Chrome ウェブストアから
Chromium ベースなので、ここも Google Chrome と共通。Google Chrome の拡張機能がそのまま使えます。だいたいは。
Vivaldi 専用タスクマネージャ
- Vivaldi ボタン > ツール > タスクマネージャ
なんと、Vivaldi 専用のタスクマネージャがある。
困ったら「F2」
きっと幸せになれる。
ファーストインプレッション
いまのところ、高評価です。旧 Opera にはあって、また使いたかった機能、でも、Opera 12 だと物足りなくなってしまった、という自分にはぴったり。使い続けてみますので、なにかあれば、また。
びばるたん求む。が、両手がハサミみたいなのはいやだ。
どうしても Presto 版 Operaを使いたい君へ
WebKit はゆるせん。どうしても Presto 版でないと、病床の妹が、って方はこちらへ。
2016 年 2 月に、約 2 年ぶりのバージョンアップがありました。最低限の保守はされているようですよ。
Vivaldi アップデート情報
1.0 以降のアップデートの際のリリースノートを、次のリンクにまとめてあります。
- 1.13.1008.40 ウィンドウパネル VS タブバー Vivaldi 1.13 アップデートレビュー
- 1.12.955.36 Vivaldi 1.12 リリースで 3 つの新機能も、アイツらをずっと待ちぼうけ
- 1.11.917.39 反逆者にもアクセシブルな Vivaldi 1.11 リリース!
- 1.10.867.46 IME が修正された Vivaldi 1.10.867.46 リリース。Sync 機能もチラ見せ
- 1.10.867.38 「デフォルトじゃない」じゃないんじゃない? Vivaldi 1.10 リリース
- 1.9.818.44 Ecosia ってなんだ? 緑の Vivaldi 1.9 リリース
- 1.8.770.50 よりジャパニーズフレンドリーになった History Maker Vivaldi 1.8 リリース
- 1.7.735.46 コンテキストメニューを大幅に増加して待望の Vivaldi 1.7 リリース!
- 1.6.689.40 Vivaldi 1.6.689.40 リリース。と、年末の Vivaldi 界隈あれこれ
- 1.6.689.34 Vivaldi 1.6 リリース。「神は細部に宿る」とテッちゃんは言い
- 1.5.658.56 Vivaldi 1.5.658.56 リリース。クリスマスプレゼントもあるよ
- 1.5.658.44 Vivaldi 1.5 リリース。ブラウザーはついに WEB を飛び出した!
- 1.4.589.29 Vivaldi 1.4.589.29 リリース。も、小幅なアップデート
- 1.4.589.11 Vivaldi 1.4 安定板リリース。テーマスケジュール機能で大化けの予感
- 1.3.551.38 Vivaldi 1.3 リリース後、初のアップデート。Regression 成分多め
- 1.3.551.30 Vivaldi 1.3 リリース。Bing から Google に遷移しない?
- 1.2.490.39 ジェスチャーを編集できるようになった Vivaldi 1.2 がリリース
- 1.1.453.59 Vivaldi 1.1、4 回目(?)のマイナーアップデート
- 1.1.453.52 Vivaldi の 1.1 最初のマイナーアップデート
- 1.1.453.47 はやくも Vivaldi 1.1 リリース