めかりる

カエル、変える、買える、帰る、考える

Vivaldi 1.3 リリース後、初のアップデート。Regression 成分多め

Vivaldi 1.3.551.30 から Vivaldi 1.3.551.38 へ。

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Vivaldi 1.3 リリースから、早めのアップデートですね。

全 7 件の修正項目のうち、5 件までが [Regression]、つまり、巻き戻しでした。

では、勝手恒例のリリースノートで気になった点と定点観測している点の検証を。

Vivaldi 1.3 リリースノートの中で気になったところ

リリースノートへのリンクはこちら。

7 件のうち、4 件がマウス関連の修正。1.3 の目玉のひとつが、ジェスチャー機能だっただけに、不具合も集中してたんでしょうね。ふだん、タッチパネルオンリーなので、まったく気づかなかったよ。

[Regression] Context menu shows up instead of starting gesture [VB-20092]
[Regression] Can't interact with page if "Use Alt for mouse gesture" [VB-20358]
Mouse Gestures open links from closed tabs [VB-17519]
Releasing Alt after Alt+wheel activates the Vivaldi menu [VB-11999]

ふむふむ。starting gesture の代わりにコンテキストメニュー(いわゆる、右クリック)が表示されたら困るよね。と思ったけれど、「starting gesture」ってなんなのかしら。マウスジェスチャーとは、関係ないのかもしれない。

定点観測している点

Bing でクエリ「Google」を検索する。Bing のサーチリザルトから Google に遷移しない

これは、改善された。

前回のエントリー のポスト後、Bing のサーチリザルトページからだけでなく、アンカータグ(<a>)の中身が「 http://google.co.jp/ 」になっているリンクすべてが、空のページを開くようになっていた。

リリースノートには、「HTTP Status Code が 302 である場合に、空ページを開く」件に付いて、修正が行われたことが書いてあります。

[Regression] HTTP Status 302 opens an empty page [VB-20337]

URL バーに「 http://google.co.jp/ 」を直打ちすると、「 https://google.co.jp/ 」が開きます。これは、URL をリダイレクトさせているわけで、その際の HTTP ステータスコードが 302 でした。

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Bulk URL HTTP Status Code, Header & Redirect Checker — httpstatus.io

あれ? 301 を経由することもあるんだなー。

つまり、Google に限らず、HTTP Status 302 を使ってリダイレクトしているすべてのサイトでこの現象は起きていたようなので、Vivaldi さんが Google さんと仲がわるかったわけではなかったのでした。

HTTP ステータスコードについては、こちら。

ざっくりいえば、「URL を変更したら、3xx で移動先を教えてね」というやつ。

Bookmarklet で prompt を起動すると、起点とするページのアドレスバーまで書きかわる

改善されていないけれど、若干修正されたのかな。

挙動が安定しない。元の URL に戻るときもあれば、そうじゃないときも。

次のバージョンを待って、もう一度検証してみたい。

ウェブパネルの Google

  • ウェブパネルに Google のファビコンが表示されない
  • ウェブパネルに 同じ URL ( https://www.google.co.jp/ ) を 2 つ追加。その後、1 つを 削除すると、ウェブパネル欄に空白ができる -> 改善された!

定点観測に追加

とくに見つからず。だいたいの気になってるところは、これまでに改善された模様。

あとは、たまにフリーズするくらいかなー。でもこれは、今回のアップデート後、日が浅いのもあって発現していない。