めかりる

カエル、変える、買える、帰る、考える

100 円自販機は 15 歳に届くのか

ふと目についた 100 円自販機。に並んだ、「ライフガードX」。関西・中部限定の商品だそうで、とうとう迷彩を脱ぎ捨てた、のではなく、ライフガードの姉妹商品らしい。ライフガード、中学生のころは、炭酸といえばライフガードだったっけな。高校生になるとドクターペッパー。でも、本当に好きなのは三ツ矢サイダー。

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チェリオの公式サイトによれば、「ライフガード」の商品ジャンルは「機能性炭酸飲料」で、「ライフガード X」は「炭酸飲料」。実際のパッケージでは、どちらも「炭酸飲料」になっているので、「機能性炭酸飲料」とは、チェリオのサイト独自のジャンルなのかな。もともと、「機能性表示食品」には、ちゃんとルールがあって、消費者庁が管轄している。「ライフガード」は、機能性表示食品の一覧にない。なんなんだ「機能性炭酸飲料」!

ほかに「ジャングルマン X」が「機能性炭酸飲料」だった。今月発売の「ライフガード インフィニティ」は、「炭酸飲料」。どっちも流行りのエナジードリンク系だと思うんだけど、チェリオ的にはどんな違いがあるのかしら。

食品表示法等に基づく食品表示では、どちらも「名称:炭酸飲料」となる。「レッドブル」の青や「モンスターエナジー」も「名称:炭酸飲料」。あと、WANDA には、「名称:コーヒー」の「ワンダ パワーブレンドコーヒー」というものがある。いわゆる茶色の遮光ビンに入っている栄養ドリンクは、「医薬部外品」なので、これに該当しない。

(定義)
第二条  この法律において「食品」とは、全ての飲食物(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律 (昭和三十五年法律第百四十五号)第二条第一項 に規定する医薬品、同条第二項 に規定する医薬部外品及び同条第九項 に規定する再生医療等製品を除き、食品衛生法第四条第二項 に規定する添加物(第四条第一項第一号及び第十一条において単に「添加物」という。)を含む。)をいう。

食品表示法

え。金色のレッドブルってアジアにしか売ってないの? 3 年くらい毎日飲んでたのに。これが好きなのに。炭酸なんていらないのに。どおりで日本では見ないなーと思ってた。

ええと。「ライフガード X」を 100 円自販機で見つけて飲んだよ、という 100 円自販機のおはなし。エナジードリンクの話ではない。ここまでまえふり。

100 円玉で買えるぬくもり

尾崎豊が「100円玉で買えるぬくもり」と歌ったのは、1983 年。1989 年の消費税導入にともなって、110 円に。消費税が 5% になった 1997 年から、120 円のものが多くなり、8% 導入とともに 130 円へ。100 円というワンコインで買えていたものが、110 円になったときも、「ワンコインでなくなった」ことが原因で客足は遠のいた。ましてや、コンビニエンスストアでは、淹れたてコーヒーが 100 円なんだから。自販機の売り上げが頭打ちだと聞いても、特別な感慨はない。

1983 年の「缶コーヒー」が「カップコーヒー」に変わって、尾崎の歌は命脈を保ったといえるかもしれないけれど。

そんなこんなで、100 円自販機。いつのまにか、そうめずらしくもなくなってきたけれど、100 円だとなーんか買ってしまいたくなる誘惑に。

自販機の飲み物が 100 円で売られる仕組みには、複合的な面が多いので、細かく調べる気力はない。値段を決める要素として、自販機の所有権(土地だけをメーカーに貸す、から、自販機自体をレンタルではなく購入する、まで)、自販機のランニングコスト(光熱費に代表されるもの。すべての商品が COLD な場合がもっとも安くなる)、オペレーション(補充やゴミなどの管理)、並べる商品(賞味期限が近づいたものや、もともと 100 円以下の商品などを補充するルートがあれば、当然、販売価格も安くなる)などがある。

この自販機は、ライフガード X を買った自販機とは別のものだけど、チェリオの自販機で、デーリィ南日本酪農協同株式会社の「スコール」が並んでる。

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そんなわけで、自販機で 100 円の缶コーヒーを買うことは、今でも可能である。けれども、100 円自販機を探す尾崎豊は見たくない。

17 歳の地図じゃなくて、激安自販機の地図サイトがある。

100 円自販機あるある

これはひどい。

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ダブりをカウントしなければ、36 フェイス(商品陳列数)中、100 円なのは、ミネラルウォーターだけ。写真で価格がよく見えないのは、イルミネーションみたいに光ってる部分が流れているため。

たしかに「100 円~」とは、書いてあるけれどもさ。そうだけれどもさ。

前を通る人の方向によって、目につきやすい側面や背面にはも、「100 円~」が貼ってあるんですよねー。