北海道のソウルドリンク「カツゲン」。エントリータイトルは実話。カツゲンが北海道にしかないって知ってた道民に勧められた。地元限定の商品のことって、わからないことが多いよね。
旅行の楽しみは、べつに観光地巡りだけじゃなくったって、食べ物にもある。かといって、お土産や特産品などの特別な食べ物でなくていい。
北海道には、セブンイレブンより古い セイコーマート があって、ごはんのない やきそば弁当 があって、ガラナ があって、こんぶしょうゆ味のポテトチップスがあって、カツゲンがある。
朝市に行かなくっても、ラーメン屋で札幌みそと函館しおを食べ比べなくても、おいしいものはそこら中にあるのだ。と、数十年来の札幌市民が言っていた。朝市もラーメン屋さんもあまり行かないらしい。
カツゲンは思った以上においしかった
雪印メグミルクの乳酸菌飲料。「よく振ってお飲みください。」との注意書きがあって、パッケージからも濃い味が想像できる。種類としては、ビックルに似てるかな。濃厚だけど、くどくない絶妙な加減。栄養がありそうなカルピス。そんな味。
なんで北海道限定なのかしらね。似たような飲み物の中では抜群においしいと思うんだよねー。
「あのころのカツゲン」という昔の味を再現したカツゲンも期間限定で販売されていたもよう。でも、これ以上は濃くなくっていいとも思う。
カツゲン 60 周年
記事にもあるように、ルーツになった「活素」は、旧陸軍からの依頼で開発されたものらしく、1938 年製造開始。1956 年から「活源」=カツゲンになったんだと。
雪印メグミルクでは、工場見学を受け付けている。その札幌工場に併設されている「酪農と乳の歴史館」に「勝源神社」がある。
勝源(カツゲン)神社
酪農と乳の歴史館・札幌工場 見学コース|酪農と乳の歴史館・工場見学|雪印メグミルク株式会社
「勝源神社」は、乳酸菌飲料「カツゲン」が受験生やスポーツ選手の間でひそかに縁起をかついで飲まれていることから、合格祈願、必勝祈願の受験生やスポーツ選手の守り神として設置されました。
ここのすごいところは、「雪印乳業食中毒事件」や「雪印食品牛肉偽装事件」についても、報道資料も含めてちゃんと展示しているところ。公式サイトにも、事件に言及したページがある。
本土への展開も失敗して、北海道ガラパゴスになったカツゲンと雪印だけれど、いろんな失敗を糧にしてきた歴史があっての、60 周年なんでしょうね。乾杯!
インターネットのおかげで
地域限定商品だって、どこにいても買える。