めかりる

カエル、変える、買える、帰る、考える

京都ふるどうぐ市に行ったけれども

良いお天気だったので、京都ふるどうぐ市に行ってきた。お茶碗を買いかえたかったし、ちょっと細みの革のベルトも欲しかったし。

旧立誠小学校で行われている今年 3 年目のイベントなんだって。盛況で、入場制限がかかってた。13:30 くらい。

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うってたもの

西欧の古道具が多かったかな。実用には耐えなさそうなものやどう使うのかわからないものもあった。いろんなものがなんでもあった。欲しいものはなかった。

もちろん、出店一覧を逐一チェックしておけば、好みのものがないかもしれないことは分かってたんだろうけれども。

と書きつつも、心残りがひとつだけあって。高さ 8cm くらいの卓上カレンダー。日付のカードが入ってる部分を回すとカシャンと次の日にめくれるやつ。古ぼけてなく錆なども目立たなかったので、5 分くらいカシャンカシャンやってた。あと、2,000 円か 3,000 円くらい安かったら買ったな。

ニーズと価格と

マグカップとソーサーを 2 客買っておられたご婦人がいて、たいそうお気に入りだった様子。ビビッとはまる品が見つけられたら、イベント冥利に尽きるだろう。帯状の白色の部分があーだこーだとスタッフの方と話してた。こういう会話はあちこちであって、みなさんお詳しいですね。いいなー。店自体の常連さんも来られていて、どこそこのイベントではどうだったとか、だれそれが云々とか話がはずんでた。

ご婦人は満足気に購入。を横目に見つつ、私は買わない。

価格が全体的に高めだった気がする。骨董品やミリタリーのデッドストックなどは、市場価格がだいたい決まってるので、値崩れしていると逆に不安になるものもある。書いてないだけで、それぞれに由緒があるものもあるだろう。だけど、流し見で「おっ」と思ったものは、自分の感覚から 2 倍から 3 倍くらい高くて、「ついで買い」には躊躇する設定で残念。

生活骨董とか小道具とかは、観光地やバザールのあたりにフリーマーケットのように並んでて、その中で掘り出し物を探すのが楽しい、というのが外国でのイメージ。中華圏とその周辺にしか行ったことないけどね。北京のなんとか旧貨市場や成都の骨董街などは、玉石混交、所狭しと商品が溢れかえっていて、値段もそこそこそれなりだった。

今日のイベントにもそんな感じを求めてたのかしらん、なかなか溶けこんでいけなかった。事前の想像より、はなはだしく立派だった、といえるかもしれない。

元・立誠小学校

イベントが行われていた建物は、「元・立誠小学校」という、鴨川から西の四条通りと三条通りに挟まれた地区の小学校だったところ。当時使われてたであろうものがまだ残っていて、階段や窓枠、校門前の高瀬川なども合わせて、いい雰囲気をつくっていた。

「日本映画発祥の地」でもあるらしく、映画の上映も行われてた。遠藤ミチロウの映画もあった。もう少し早い上映時間だったら見てみたかったな。

24 日もあるそうで

等々、ネガティブな意見に偏ったけれども、見る分にはとてもおもしろいイベントだった。来年も時間が合えば行くだろう。そういうものだという心構えで。

明日まで 2 日間の開催だそうです。お気に入りが見つけられるかもしれませんよ。詳細はリンク先でどうぞ。


かえりみち

古書店で『笑府』上下を買って、六曜社でドーナツ食べた。お茶碗やベルトは買えなかったけど、いい一日だった。